「あかるい朝が好きなのは」 僕につけるくすり詩(うた) すぎむらとものり

あかるい朝が好きなのは

すぎむらとものり

あかるい朝が好きなのは

ボクらがみんなひかりだから。

夜空に星をさがすのは

ボクらがみんなひかりだから。

 

かがやくものにひかれるのは

ボクらがみんなひかりだから。

まぶしい夢にひかれるのは

そこにじぶんをかんじるから。

 

じぶんをきらった闇のなかで

こころをうつした鏡のなかで

ボクらはじぶんをさがしているんだ。

 

なにげないやさしさや

あたたかいほほえみに

むねがこんなにふるえるのはじぶんをわすれた暗がりのなか

ほんとうのじぶんに

また出会えたからだ。

 

あとから あとから涙がでるのは

あなたも同じ者だと

いのちがなんどもつたえるからだ。

 

もとめても もとめても

みたされないそのわけは

さがしたものがうちがわに

じぶんのなかにあるからだ。

 

もとめても もとめても

しあわせになれないそのわけは

じぶんの価値をそとがわに

ずっとさがしてきたからだ。

 

いのちが言うよ。

いのちが言うよ。

ぜんぶのボクが好きだよと。

 

いのちが言うよ。

いのちが言うよ。

ぜんぶのキミが好きだよと。

 

だれかにみとめられるまえに

いのちがボクをみとめたんだよ。

だれかによろこばれるまえに

いのちがキミを

よろこんでえらんだんだよ。

 

よろこび そのもののボクたちが

しあわせをさがしている。

ひかり そのもののボクたちが

かがやきをさがしている。

うっかりすぎるボクたちなんだ。

 

かたちの世界で迷子になったら

ほんとうのじぶんを思いだすだけ。

 

あかるい朝が好きなのは

ボクらがみんなひかりだから。

夜空に星をさがすのは

ボクらがみんなひかりだから。