「ほんとうは」 僕につけるくすり詩(うた) すぎむらとものり

ほんとうは

すぎむらとものり

最悪だと思った出来事が

最悪じゃなかったりする。

ほんとうは

そのていどですんだのかもしれない。

もしかしたら そのおかげで

さけられたことがあったのかもしれない。

 

痛いなあと思ったことが

つらいなあと思ったことが

悲しいなあと思ったことが

ついてないなあと思ったことが

ほんとうは

 

まもられて 愛されて

必死でかばわれて

そのくらいの出来事で

終わったのかもしれない。

 

今朝 まくらもとに

ふたつに折れた めがねがあった。

はずしわすれて こわれたけれど

もしかしたらとボクは思う。