「葉っぱの旅立ち」 僕につけるくすり詩(うた) すぎむらとものり

葉っぱの旅立ち

すぎむらとものり

 

色あざやかに

キミはキミをなしとげて

いま静かに旅立つよ

つぎのキミをはじめるために

 

葉っぱは気付いていたんだ

この場所をて空けてあげれば

あたらしい芽が育つことに

 

みんな泣いていて

そこに深い意味があることに

少しも気付かなかったけれど

 

ー  これでいいんだ 悔いはないよ

ありがとう また会おうね  ー 

葉っぱはそう言っていたんだよ

 

ー  みんなが成長するために

その空っぽが置かれたことに

いつか気付くときがくるからね   ー   

 

色あざやかに

キミはキミをなしとげて

いま静かに旅立つよ

なんども

なんども

手をふりながら

 

葉っぱは知っていたんだね

あふれる涙をぬぐいながら

愛がさいごにすることを