「「花」は花(じぶん)を赦すから」 僕につけるくすり詩(うた) すぎむらとものり

「花」は 花(じぶん)を 赦(ゆる)すから

すぎむらとものり

 

「花」は 花(じぶん)を赦すから

永遠だけを見つめるから

こころにある やすらぎが

外へ外へと あふれるの

「花」は しずかにボクにふれる

キミハドウ?

キミハドウ?

 

ずるいなあ

あまいかおりで話すから

つられちゃうよ

ボクのこころのわき腹を

とてもやさしくつつくんだ

 

ボクハネエ・・・

ボクハネエ・・・

ボクノスベテヲユルシマス

 

自分のことを赦すのは

それが自然のことわりだから

内へ内へと ひろがるものが

外へ外へと ひろがるんだと

この世界のひみつを

「花」は ボクに教えてくれた

 

「花」は 世界を赦すから

真実以外を流すから

こころにある あたたかさが

外へ外へと つたわるの

「花」は ゆたかにボクをくるむ

キミハドウ?

キミハドウ?

 

ああ

ボクらをへだてていたのは

距離でも

この体でも

世界でもないこと

ボクにもようやく

分かりかけたよ

 

―  へだてていたのは  こころ  ー 

赦すことでボクらは

はじめから ひとつだったと

感じられるんだね

 

枯れてゆくキミがわらう

枯れてゆくボクがわらう

それは

決して終わることない

むくもりのなかで

 

「タダイマ」

「オカエリ」