「線」 僕につけるくすり詩(うた) すぎむらとものり

すぎむらとものり

僕が失礼なときは

それは僕の問題だね。

誰かが失礼なときは

それはその人の問題だね。

 

僕ができることは

僕のあやまちをくり返さないことだけ。

その人が失礼でも

それを直すのはその人の問題。

解く時期もやり方も

みんなそれぞれちがう。

僕は僕の問題を解けばいい。

 

怒りも大切な感情のひとつだけど

ずっと気分を悪いままにしておくのは

やっぱり僕の問題だね。

 

いっぽんの線をひく。

あっちの問題。

こっちの問題。

静かに分別してみるよ。

 

感情のままに散らかった僕の部屋を。

わざわざいろんな問題を

自分でかき集めていた僕の部屋を。

片づけるにはほんとうにいい機会。

 

いっぽんの線をひく。

あっちの問題。

こっちの問題。

分別して部屋をきれいにできたら

それはやっぱりその人のおかげ。

すばらしい機会をくれたんだね。