すぎむらとものり
僕がグーグー寝てるまに
みんなこっそり集った。
「ひさしぶりの大そうじですな」
がまんしすぎの感情が言った。
「腕が鳴りますねえ」
入力オーバーの情報が答えた。
「今日は気合いをいれますよ」
消化不良の記憶が腕まくり。
みんなこっそり大そうじ。
不要なものをあつめたら
理解不能の夢にして
窓からフワフワ飛ばしてる。
悪い夢を見た朝は
どこかにきっと置き手紙。
― きれいな部屋にお似合いの
すてきな出来事が
君を待っているからね。
さあ
人生を楽しんで。 ―