「空気」 僕につけるくすり詩(うた) すぎむらとものり

空気

すぎむらとものり

空気がそっとささやいた。

ボクがいつも見えてたら

キミのじゃまになるだろ。

見えなくていいのさ。

 

キミがなにを信じても

ボクはいつもキミの前。

キミがどこを探しても

ボクはいつもキミの中に。

 

息をする。

息をはく。

あたりまえのことすぎて

キミはボクを忘れてしまった。

 

苦しかったあの時も

つらかったあの時も

ボクはキミとともにいたんだ。

 

もう探すのはおやめよ。

キミが自由に学べるように

ボクは体を消したのだから。