すぎむらとものり
花の目で
草の目で
木々の目で
深刻さのカケラもない
すきとおった目で
今 あたらしくボクを見よう
今 あたらしくキミを見よう
花が言う
過去はもういい
草が言う
責めるのは愛ではない
木々が言う
ほんとうの時は今しかない
今 どんなあなたなのか
それだけを
われわれは見ている
人間よ
もう一度 自然であれ
雨に洗われたやさしい目で