ボクがふるえていたのは
窓をあけておいたから
キミがふるえていたのは
窓をあけておいたから
つめたい風にも
つめたい雨にも
窓をしめきることを
いつも忘れてしまうから
ああ なんて弱い人間なんだろう
ボクもキミも そう思ったけれど
窓をあけておいたから
ボクたちはここで出会えた
キミの窓から
まだつめたい世界へと
いのちのぬくもりが流れてくる
きらきら きらきら
ボクにはそれがちゃんと見えたよ
うらぎられても
きらわれても
バカみたいに窓をあけてしまうから
なんのへんてつもない毎日のなかに
いくつもの美しい星を
人は見つけられるんだ
ボクがふるえていたのは
窓をあけておいたから
キミがふるえていたのは
窓をあけておいたから