やおよろずのかみさまは
みんなそろってしっぱいだらけ。
だからとてもやさしいの。
やおよろずのかみさまは
みんなそろってころんでばかり。
だからとてもつよいのだ。
ーぼくとおんなじくるしみは
ほかのひとにはさせないぞ。
ぼくとおんなじかなしみを
いやすためにはたらくぞ。ー
にほんにすむかみさまは
なんだかキミににているな。
にほんにすむかみさまは
なんだかボクにもにているぞ。
やおよろずのかみさまは
みんなそろってしっぱいだらけ。
そこからまなんでいったのだ。
ちからをつけていったのだ。
やおよろずのかみさまが
ひとをせめたりしないのは
なんどもなんどもまちがえて
そこからはじめたかただから。
あきらめなかったかただから。
てをあわせると
なみだがでたのは
ボクのいちばん
みせたくないぶぶんに
あなたがやさしくふれたから。
つみなんてないのだと
あなたがなんどもふれたから。