すぎむらとものり
あかりはずっとついていた。
ほんとはずっとついていた。
昼しか知らない僕の目が
夜に出会って気づいたよ。
晴れてる時には見えなくて
曇ったくらいじゃ会えなくて
くらいくらい夜にだけ
その輝きはあらわれる。
僕の胸の内側で。
くらい夜が明けゆくと
それは静かにうすまって
消えたように見えるけど。