「あかり」 僕につけるくすり詩(うた) すぎむらとものり

あかり

すぎむらとものり

あかりはずっとついていた。

ほんとはずっとついていた。

昼しか知らない僕の目が

夜に出会って気づいたよ。

 

晴れてる時には見えなくて

曇ったくらいじゃ会えなくて

くらいくらい夜にだけ

その輝きはあらわれる。

 

あかりはずっとついていた。

僕の胸の内側で。

ほんとはずっとついていた。

 

くらい夜が明けゆくと

それは静かにうすまって

消えたように見えるけど。