「おくりもの」 僕につけるくすり詩(うた) すぎむらとものり

おくりもの

すぎむらとものり

あたまはいっぱいかんがえて

ぼくのためにはたらくよ。

ぼくがきずつかないように

ひっしなんだ。ありがとう。

 

きみはやすまずはたらいて

ぼくのためにむりをする。

だからときどきじゃまをする。

いちずなきみをやすませる。

 

ふあんやおそれのざいこなら

まだじゅうぶんにあるからね。

ひといきいれてゆくといい。

 

めをとじておとをきく。

めをとじておとをきく。

ぼくからきみへのおくりもの。

 

とりのうたに くるまのうた。

でんしゃのうたに むしのうた。

うまれてはきえてゆく

いろんなうたをとどけるよ。

 

めをとじておとをきく。

めをとじておとをきく。

しずかなよいんにききほれて

きみはうっかりひとやすみ。