「0点番長今日もゆく」 僕につけるくすり詩(うた) すぎむらとものり

0点番長今日もゆく

すぎむらとものり

まわりについてゆけなくて

いっぱいバッテンもらったな。

なんだかあわせられなくて

いっぱいバッテンもらったぞ。

 

「ふつう」についてゆけなくて

「まとも」にあわせられなくて

バッテンだらけのボクなのだ。

 

おかげでちょっとやそっとの0点じゃ

おどろかない おおものだ。

そうだ。キミの0点も

ボクがまとめてもらってやるよ。

 

ひとつくらいの0点で

泣くな 泣くな ボクを見ろ。

ひとつくらいの0点で

泣くな 泣くな へいきだぞ。

0点だってわらってる。

0点番長ここにあり。

 

だれかにつけられた0点が

こころにいっぱいあったから

にているだれかのきもちがわかる。

じぶんがじぶんにつけた0点が

こころにいっぱいあったから

にているだれかにやさしくなれる。

 

ひとつくらいの0点で

泣くな 泣くな ボクを見ろ。

ひとつくらいのあやまちで

泣くな 泣くな やりなおせ。

 

0点だってマルなのだ。

学べばぜんぶマルなのだ。

ひとのきもちがわかるなら

それはすごいことだろう。

 

0点だってマルなのだ。

そいつをキミに知ってほしくて

0点番長 今日もゆく。

0点番長 今日もゆく。