「ゆるせないこと」 僕につけるくすり詩(うた) すぎむらとものり

ゆるせないこと

すぎむらとものり

いきていれば

ゆるせないこと いろいろ。

よのなかのこと。

ひとのこと。

じぶんのこと。

 

つめたくされたら

きらいだとおもうのは

すこしもおかしなことじゃない。

 

つめたくされたら

きらいだとおもうのは

すこしもおかしなことじゃない。

 

いじわるされたら

いやだとおもうのは

すこしもおかしなことじゃない。

 

だいきらいでいい。

ゆるせなくていい。

そうかんじるじぶんを

せめなくていい。

もうじゅうぶんにわかったんだよ。

それだけでいい。

 

そうされると つらいってこと。

そうされると なみだがでること。

そうされると くやしいってこと。

そうされると うごけなくなること。

 

こんなにもほんとうは

やさしくされたかったんだと

ボクはおもいだせたんだ。

 

こんなにもほんとうは

やさしくしたかったから

かなしかったんだと

ボクはおもいだせたんだと。

 

いままでひとにしてきたことや

いままでじぶんにしてきたことが

ゆるせないひとのおかげで

いま はっきりとわかる。

 

いきていれば

ゆるせないこと いろいろ。

だいきらいでいい。

ゆるせなくていい。

そうかんじるじぶんを

せめなくていい。

もうじゅうぶんにわかったんだよ。

そのことがすばらしい。